心豊かで笑顔たえないアットホームな生活を― 。 NPO法人「和歌山ケアマネージャーの会」(市原 正登理事長)は平成23年12月にサービス付き高齢者向け住宅「あっと宝夢」を開設し、地域などからの要望を受けて3年後には介護付き住宅「あっと宝夢II(セカンド)」をオープン。まだ新しい施設だが利用者からの信頼は厚い。

両施設の施設長である片岡ちえみさんは「職員や利用する人、またその家族、友人も含めてアットホームな施設を」とそれぞれの視点から施設づくりに 取り組んでいる。
　「自分が自信を持って紹介できる施設をつくらないといけない」と施設づくりに奮起。「入られている方が『その施設に入れていいですね』と回りから言ってもらえるような施設にしたい」と力を込める。

　あっと宝夢IIで目指しているのは自分も入りたいと思える「優雅で暮らしやすい空間」。白を基調とした明るい空間に加えて、天井部分にもクロスを用いて美しく、鍵の位置を低くして生活の利便さを追求している。

　「その人らしい生き方をどのようにしたら支援できるか」と日々、利用する方が望む生活スタイルを考えている他、毎日の生活に欠かせない食事には、盛り付けからこだわっている。「日々の健康管理は勿論、経験豊かなプロの保健・医療・福祉の視点と技術で支えています。だからこそ、毎日の充実した時間から、その人らしい看取りまで、最期まで愛を注いでいます。」

　「新しい施設ですが、笑顔が素敵で、経験豊かなすばらしいスタッフが集まってくれていることに感謝。利用者の喜んでくれている姿を見るとスタッフのやる気につながる。時代や環境の変化とともに成長していけたら」と話していた。