医療法人 曙会 和歌川苑
和歌山市塩屋で約60年にわたり医療活動を展開してきた医療法人曙会。地域の皆さまの健康を総合的にサポートする和歌浦中央病院を協力病院として、平成元年に県下で2番目の施設として介護老人保健施設「和歌川苑」を開設し、家庭復帰、在宅生活支援に向けたサービスを提供しています。
「和歌川苑」は、1階に広々とした機能訓練室・デイルーム・レクリエーションルーム・浴室など、2・3階には療養室があり、施設中央部の中庭から3階まで続く吹き抜けからは、明るい光が施設内に降り注ぎます。
スタッフは看護師が13人、介護スタッフが32人。ご家族さまとの連絡が取りやすく、利用者さまへの責任感をよりしっかりと自覚するようにと、施設や療養室の入り口に担当スタッフの顔写真を掲示しています。
看護師長を務める三瀬直子さんは、「利用者さまの“表情の変化”を重視しています。」と話され、介護度が高くなってから見せていない表情を引き出せるよう、ボランティア犬に触れあったりすることで、頬がゆるみ、目を細めるといいます。
「表情の変化をきっかけに、疎遠になっていたご親族の方々の面会回数が増えることもあります」とほほ笑みます。
また、高齢化している利用者さまへのターミナル期における心のケアにも力を入れています。ご家族さまからお借りした習い事や趣味などに関する写真等をご覧いただき、残された時間をご本人らしく過ごしていただけるよう取り組んでいます。
また、ご家族さまには看取りの際は出来る限り最期の時間を同伴して頂くように心がけ、とまどっているご家族さまのサポートも職員が一緒に寄り添うことで少しでも不安を取り除き看取りが出来るよう行き届いた配慮がなされています。
施設での生活を始めたばかりの利用者さまには、約一週間にわたり、一人ひとりの行動パターンを記録する24時間シートを使用。医療のプロとしての見地から細やかに洞察し見守りや声掛けをするうち、ほとんどの利用者さまは数日で施設での生活に慣れ、落ち着きを得ます。
三瀬看護師長は「ユニホームは、人の温かさを表すピンク色を選びました。個性的なスタッフがお誕生日会などでは楽しい催しを企画しています」と快適な療養生活の工夫を話しています。
サ高住・訪問介護・デイサービス 「あけぼの」
平成27年に開設されたサービス付き高齢者向け住宅、訪問介護事業所、デイサービスを展開する「あけぼの」は60歳以上で要支援、要介護認定を受けている方を対象に、入居者様の尊厳を尊重し、快適で自由な生活を提供する高齢者向け住宅。
トイレ、洗面台、介護用ベッドを備えた居室は17部屋あり、全室個室。介護専門スタッフによる365日、24時間の見守り体制の元に、安心して自分らしい暮らしを送ることができます。
万が一の急変時にも、協力病院である和歌浦中央病院など、医療法人ならではの充実したネットワークがサポートします。
運営しているデイサービスでは、利用者さまが健やかな日常生活を送るための栄養管理の行き届いた食事や機能回復訓練、身体への負担の少ない特殊入浴などを提供。書道や手芸などの趣味の時間も設け、利用者さまのメリハリのある充実した毎日を実現しています。
施設情報
住所 | 和歌山市和歌川町3−1 |
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電話番号 | 073-444-2800 |