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介護殺人

2017.10.20

介護疲れの果てに殺人に手を染めてしまう事例というのは現在でも年間約40件起こっているとされています。介護を受ける側からお願いされるケースや限界を迎えて手を加えるケースなど、一口に介護殺人と言っても決して一括りでまとめられないものばかりです。
10月16日、72歳の男性が同居中の妻(61)を殺害したという事件が起こりました。この男性は末期ガンを患いながら、腰に持病を抱えた妻の介護をしていたそうです。警察によると犯行動機は「自分が死んだら誰が妻の面倒を見るのか」という将来への悲観。
在宅介護が推進されるこれからの社会で、こういった悲しい事件はきっと増えてきます。実際に母親の在宅介護を経験された方は「とっっっても大変でした」と仰っていました。
訪問介護やデイサービスを利用したとしても家族の負担が0になるわけではありません。「高齢者が住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らす」というコンセプトで打ち出された地域包括ケアシステム(http://www.asumado.jp/topics/det/20170927.html)、早急に制度の整備をしないと、高齢者とそのご家族に「余計な」不幸が訪れてしまうかもしれません。

介護殺人